【イガイとよく間違う「意外と以外」】同音異義語は漢字の意味から考えよう!

こんにちは!

堺市西区鳳の塾、ITTO個別指導学院の向井です。 

 

日中は涼しく、朝晩は肌寒くなってきましたね。

いよいよ秋だなと感じながら毎日過ごしています。

 

さて、今日は漢字の間違いに関するお話をしたいと思います。

 

色々な人のSNSをみていて、漢字の間違いを見つけるとすっごくショックな気持ちになることがあるのは私だけでしょうか?

 

嫌な気持ちになるのは、「これを見た小中学生が間違って覚えてしまう可能性があるから」です。

 

 

もし誰かが間違って覚えてしまったら、その人が間違ったまま使って、その結果また他の誰かが間違って覚えてしまうという負の連鎖が続いてしまうんじゃないだろうか。

 

そこまで考えてしまうといったら言い過ぎですが、間違った漢字を見つけると、すごく心配になってしまいます。

 

 

 私が気になる間違いの1つが、

 

「意外」と「以外」です。

 

「今日はケーキを食べたよー。チョコケーキは嫌いなんだけど、このお店のケーキは以外とおいしかったー!」

 

「映画をみたよー。以外とおもしろかったー!」

 

 

以外と…?

以外と!?!?!?

以外とおいしかったん?

以外とおもしろかったん?

 

以外の意味、わかってるんかな?

 

もしかして「イガイ」って、ほかに漢字があることを知らんのかな?

 

私の心の中でのツッコミです。笑

毎回このくらいつっこんでます。笑

 

意外と以外の言葉の意味を知らないまま、スマホに文字を打ち込んで、変換の最初に表示される漢字を何も考えずに使用した結果、間違いに繋がっている場合も多いと思います。

 

今日は意外と以外の言葉の意味について考えていきましょう!

 

 

まず、「以外」という言葉の意味を考えていきましょう。

 

以外とは、「ある範囲の外側。(他の名詞や動詞に付いて)それを除く他の物事。」という意味です。

 

「○○を除いた他のもの」ということなのです。

 

 

例えば、「ラーメン以外のものが食べたい」といったように、あるもの以外のものを指したいときに使う言葉です。

 

ちなみに、対義語(反対の意味をあらわす言葉)は「以内」です。

 

 

次に、「意外」という言葉の意味を考えていきましょう。

 

意外とは、「考えていた状態と非常に違っていること。」という意味です。

 

意外は、「意識の外」ということなのですから、まったく想定外の事柄に対して使います。

 

2つの言葉の意味を理解すれば、使い分けられるようになります!

 

 

ついでに漢字の意味も考えてみましょう。

 

意外の「意」には、「思い・考え」という意味があります。

以外の「以」には、「そこから・それより」という意味があります。

 

 

漢字の意味を知っていれば、

 

「イガイとおもしろかった。」

 

のイガイはすぐに変換できます。

 

このセリフを言うとき、「思っていたよりおもしろかった」と感じたときなのですから、思い・考えという意味のある「意」を使う方が適切だとわかりますね。

 

 

意外と以外、しっかり使い分けていきましょう!