こんにちは!
堺市西区鳳の塾、ITTO個別指導学院の向井です。
小学生の国語の授業で、毎回「文章中に出てきた言葉の中で、意味がわからないものに丸をつけてみて」と声かけをします。
丸をつけてくれた言葉をみてみるとびっくり。
「この言葉の意味って、漢字から想像できるんだはずなんだけどなぁ」と思う熟語に丸がたくさんついていました。
例えば、
語義、忍耐、創造、暗黙、対等、戦術、戦略、横暴
などなど。
「創造の造(ゾウ)の別の読み方、わかる?」と聞くと、生徒は「つくる!」と即答できていました。その読み方さえわかれば、大まかな意味は想像できるハズです。
私が「創っていう漢字には、物事をはじめる、はじめてつくるっていう意味があるんだよ」と補足説明をすると、生徒は「創造の創も造もつくるっていう意味ってことは、創造はつくるっていう意味なのか!」と気付いた様子。
正確には「新しいものをはじめてつくりだすこと」という意味なのですが、漢字1文字ずつをみることで近い意味までたどり着くことができました!
熟語の意味がわからなくても、漢字1文字1文字から意味が予想できる言葉がたくさんあります。
小学生の漢字の勉強は、「漢字をお手本通りに写して書いて練習する。読み方(音読み・訓読み)を覚える」という流れです。
学校での限られた授業時間の中で、漢字の意味やつくりをゆっくり指導することは不可能なので、そのような勉強方法になっているのだと思います。
漢字をせっかく学ぶのであれば、ただただ暗記するだけだともったいないです!
その漢字1文字が表している意味を知ることで、熟語の意味も分かるようになります。
ですから、ご自宅で漢字の勉強をする際には、ぜひ小学生向けの漢字辞典をつかって勉強していただきたいんです!
教室には小学館さんの漢字新辞典を置いています。
その中の「義」のページをひらいて見てみると
①正しい道。
②わけ。意味。
③かわりになるもの。
という3つの意味が記載されています。
この3つの意味が理解できていれば、「義」がつく熟語の意味は分かるようになります。
語義の意味は「言語の意味」つまり「言葉の意味」ということになります。
漢字を勉強するときは、ただ必死に書いて暗記するのではなく、新しい漢字を調べながら学習していきましょう!
最初は「面倒くさいなぁ。」と思うかもしれません。
でも、小学生のうちに漢字のことをいろいろ知っておくと、中学・高校で難しい熟語がでてきたときに、熟語の意味を調べなくても漢字から分かる状態になります。
がんばりましょう!