【成績が上がるノートの書き方】数学のノートを例に(その1)


こんにちは!

堺市西区鳳の塾、ITTO個別指導学院の向井です。

 

今日は、「成績が上がるノートの書き方」について書きます。

 

皆さまのお子さんは、数学のノートをどのように書いていますか?

 

突然ですが、皆さまに問題です。

AとBのノートを比べて、どちらが良いノートなのかを考えてみてください!

2つのノートの違いは何でしょうか?

「問題数が違う」、「答えが違う」、「字がちょっと違う」以外の部分で考えてみてください!

数学のノートの例(A)
数学のノート(A)
数学のノートの例(B)
数学のノート(B)

Aは、ただひたすら解答だけを書いています。

 

Bは、問題を写したあと、途中の計算過程もきちんと書いています。

どちらのノートが良いのか?

答えは、ズバリBです!

 

でも、意外なことに、「Aの方が良い」と答える生徒が多いんです。

 

なぜAが良いのか聞いてみると・・・、

  • 丸つけしやすい
  • 答えだけ書いた方がノートがすっきりしていて綺麗
  • 途中式を書くのがめんどくさい

などなど、いろんな理由があがってきます。

 

確かに、これらの理由だけを見ると、Aのノートも魅力的に感じますよね。笑

Bの方が良い理由。それは途中式を書くことにより、思考の過程が見えるから!

Bの方が良い理由は、

 

「途中式を書くことによって、どのように解いたのか、理解できているかなどが分かるから」

 

です。

 

もし間違ったときは、途中式のどこから間違ったのかを上から順に見ていけば、間違った原因を見つけることができます!

 

ノートは自分自身の頭の中で考えていることを、文字や数字で書くためのものです。

 

思い浮かべたことをノートに書き出すことで、より理解が深まったり、新たなことを発見できたりします。

 

「頭の中で考えるからノートに書かなくていい」のではなく、「考えた過程をノートに自分の力で表現する」ことができて、初めて正解です。

 

証明や記述式の問題を解くときの基礎にもなります。

 

 

Aのノートだと、間違っていてもどこで間違ったのかがわからないので、

やり直し自体をしなかったり、間違えた原因を考えないまま次に進んでしまうことが多いです。

 

 

勉強は、「解いて丸付けをして終わり」だと、意味がありません。

 

間違った原因を探し出し、理解し、自分の中に落とし込むことで、やっと少し成長することができます。

それを繰り返すことでもっと成長できます!

 

ぜひみなさんも、今日から途中式をきちんと書いて解くようにしましょう!

 

 

ここで終わりますと言いたいのですが、

 

「先生、数学のノートって、右側めっちゃ余るからもったいないんやけど、どうしたらいい?」

 

という質問がありました。

 

確かに右側に空欄がたくさんできていますよね。

解決法は次の記事に書きます!