こんにちは。
堺市西区の塾、ITTO個別指導学院の向井です。
先日、教室に来たお子様が授業を終えた後に珍しく
「今日は自習してから帰ろうかなぁ~」
と言いました。
いつもこちらから「自習に来てね!」と声かけをしないとなかなか自習しに来ないタイプの子なのに、「何があったのかしら!?」と驚きの眼差しでチラチラ様子を見にいくと、ずっと黙々と勉強していました。
よくみると、学校から配られた夏休みの宿題を一生懸命していました。
「なるほど!」と思いました。
夏休みに入ってスグは、夏休みの宿題をするために自習に来るお子様が増えるんですよね!
「とにかく読書感想文以外の宿題を早く終わらせて、たくさん遊びたいっ!!!!!」と思っているお子様がとても多いんです。笑
その気持ち、すっごくよくわかります。
私も小学生の頃、毎日一行の日記を書くという宿題があったのですが、「毎日書くのがめんどくさいなぁ」という考えから、夏休み初日に全部埋めたりしていました。笑
今となっては、「なんて意味のないことをしていたんだ!」と思いますが。苦笑
大人になって、先生になって、いろんなお子さんと関わるなかで気付いたことは、「宿題は早く終わらせれば良いというわけではない」ということです。
「お母さんに『宿題全部終わるまで、友だちと遊んだらあかん』って言われてる」というような話を、毎年何人かの生徒から聞いています。
確かに保護者様の気持ちもよくわかります。
宿題をやらないまま放っておいて、夏休みが終わる直前に必死になって仕上げるお子さんも、たくさんいらっしゃいますもんね!
そう考えると、「早く終わらせたほうが良いのではないか」と思ってしまいますよね!
ただ、宿題を早く終わらせる多くのお子さんに共通している点があります。
それは・・・、
「宿題を終わらせた後は、全く勉強しなくなる場合がとても多い」
という点です。
夏休み中は学校の授業がないので、追加で宿題が出るわけではありませんし、授業が進んでいるわけでもないので、「何を勉強すればいいのかわからないから、何もしなくていい!」という考えのお子さんが本当に多いんです。(特に塾に通っていないお子さん)
夏休みの宿題は、「1ヶ月間の休みの間に、勉強計画を立てて、コツコツ宿題を進めていく」というのも宿題がたくさん出る目的のひとつだと思います。
ですから、早く終わらせても遅く終わらせても良いのです。
ただ、宿題を終えた後に勉強しなくなると、宿題をしたことで身についた知識がどんどん消えていってしまいます。
せっかくがんばって早く終わらせたのに、これではもったいないですよね!
ということで、次の記事では、「早く宿題を終わらせたいタイプのお子様におすすめの学習計画」について書きます!