1.結果だけをほめない!
保護者のみなさま、塾の先生がた。
子どもたちのテストの点数ばかりに目がいって、結果だけをほめてしまっていませんか?
結果だけをほめていると、「結果を出さないとほめてもらえない」、と勘違いするようになります。
結果の出せるものだけに取り組み、難しそうなものにはチャレンジしなってしまいます。
でも、本当は「日々の努力があったからこその結果」なのです。
だから、目に見える点数だけでなく結果までの過程、子どもたちが努力している姿(行動)をほめるようにしましょう!
私も、少しでも子どもたちが「がんばっているなぁ」と感じたら、必ずほめるようにしています。
結果だけではなく、「がんばった!」という行動自体をほめているのです。
がんばっているお子さんには、しっかりほめてあげてましょう!
2.「ほめるのが良い」ということと、「怒ってはいけない」ということは全く違う。
ものごとの善悪を教えるのは、保護者の大切な役割です。
良いことは「良い」、悪いことは「悪い」、ときっちり伝えましょう。
ただ、保護者の方に「もっとお子さんをほめてあげてください!」と伝えると、「どうしても怒ってしまうんです」という答えが返ってくることが多いです。
例えば、「あまりにも効率の悪い勉強の仕方をしているので、ついついそんな勉強ではダメだと怒っていまうのです」という方がいらっしゃいました。
でも、よく考えてみてください。
勉強することは悪いことですか?
「勉強すること自体」は、決して悪いことではありませんよね?
そういうときは、怒りたい気持ちをグッと抑えて、「一時停止ボタン」を押しましょう!(笑)
そして、「どうしたらお子さんの行動が変わるのか」を考えましょう。
ヒント:「勉強していること自体」はしっかりほめて、「勉強のやり方」を変えられるように、ポジティブな表現で伝えると良いです。
3.見方を変えれば、ネガティブなことをポジティブに変えられる!
「うちの子はアカンわ!」と思っている方はいませんか?
実は、「アカンと思っているのは親だけ」だったりするということがよくあります。
見方を変えれば、ガラッと変わります。
例えば、「100円玉の形は?」と聞かれたら、ほとんどの方が「丸」や「円」と答えますよね。
でも、真横から見たらどうでしょうか?
長方形に見えませんか?
このように、同じ100円玉でも見方を変えれば、「円」と「長方形」、全く違う図形になるのです。
これと同じで、見方を変えれば短所も長所になります。
(逆に、長所も短所になり得てしまうのが怖いところです。)
たとえば、
・「行動が遅い」→「慎重」、「じっくり取り組む」
・「落ち着きが無い」→「機敏」
・「飽きっぽい」→「好奇心旺盛」、「流行に敏感」
などなど。
いくらでもあります!
私は、学生時代に担任の先生から、
「あなたの短所は神経質すぎるところ。あなたの長所は繊細なところ。短所は、あなたの長所なのよ。」
と言われたことがあります。
まさに、「見方を変えれば・・・」ですよね。
お子さんの素敵な個性をたくさん見つけてあげてくださいっ!!!!!