こんにちは。
堺市西区鳳の塾、ITTO個別指導学院の向井です。
今日は「記憶」の話をします。
記憶には3段階あり、その内容について以下の1~3で説明します。
1、感覚記憶
0.5秒~2秒で消えてしまう記憶で、容量は「4」。
車のナンバープレートが4桁を超えない理由は、感覚記憶の最大容量だから。
数字が4つ以上になってしまうと、一度に処理することができなくなるのです。
殺傷力の高い車に4桁以上の数字が書かれていると、ナンバーを覚えられないので事故が起こった際に困りますね。
2、短期記憶
18秒保持することが可能な記憶で、容量は「7±2」。
3、長期記憶
長期間持続される記憶で、忘却しない限りは死ぬまで保持される。
短期記憶の中から海馬が「生きるために必要だ!」と判断すると、長期記憶に移動させられます。
この3段階を考えると、学習した内容がすっと長期記憶に保存されるとラッキーですよね!
しかし、脳はそう簡単に長期記憶には保存してくれません。
では、受験に必要な知識を長期記憶に保存するには、どうすればいいのでしょうか?
その方法は1つだけあります。
それは、海馬に「この知識は生きていくうえで絶対に必要だ!」と思い込ませるのです。
海馬をだませば良いのです。
では、どうやって海馬をだますのでしょうか?
それは、
「繰り返し同じ情報を送り続ける」のです。
覚えて、忘れたらもう一度覚えて・・・を繰り返すのです。
そうすると、海馬が「また同じ情報が来たよ~。これって、もしかして生きていくうえで必要な知識なのかもしれない!」と感じ、短期記憶から長期記憶へと保存されるのです。
結局、覚えるためには、必ず努力が必要なのです。
何度も繰り返す根気強さも必要です。
※一度に覚えられる量には限界があるので、たくさんの知識を一度に詰め込もうとするのはNG。
では、一度短期記憶に入った知識は、長期記憶に移動しないと記憶の中から消えてしまうのでしょうか?
実は、消えてしまったわけではありません。
一度覚えた知識は、脳に保存されているのです。
ただ、意識として記憶に再生されない「無意識」の世界に保存されているのです。
この無意識の世界には膨大な量の記憶が刻まれています。
無意識の世界に保存される期間は1ヶ月くらいです。
なので、一度入れた知識は1ヶ月以内に復習をすれば、より高い学習効果が期待できます。
では、覚えたことをどのようなタイミングで復習すれば、無意識の世界ではなく長期記憶へ保存されるのでしょうか?
1回目の復習:学習した翌日
2回目の復習:1週間後
3回目の復習:2週間後
4回目の復習:1ヶ月後
このような間隔で復習すると、学習効果が高いです。
復習を繰り返せば、海馬が「生きていくうえで必要な情報だ!」と判断を下します。
ただ復習するだけではなく、声を出したり、紙に書いたり、五感を多く使うことも大切です。また、しっかり睡眠をとることも重要です。
勉強した後すぐに成果は出ませんが、根気強く継続することで必ず成果に現れます。
根気強く頑張りましょう!
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